古来稀なり

こんなに年月を重ねて来れたのか?と思いつつ門前の青空にそびえる
クヌギの大樹に目を向けると、古希の時がなんと短い時か。
コロナ「怖い、怖い・・・」と不安の風が日本を、世界を覆う日々。
誰も大声で「コロナなんて、風邪だ!」と叫けべず、マスクで口を覆う。

何かおかしいと感じなくなっている世間。
何もかも後ろ向きの生活を選ぶ気には古希の人間にはできない。
「古来稀なりの歳」まで来たのだから。
知の力を求めて、素晴らしい時間を取り戻そう。

耐えて!寒さにも。コロナにも。

暖かな冬とはいえ じわりじわりと寒さが厳しく近寄る。そして、町の賑やかな所からコロナ包囲網は確実に地方に田舎に広がっている。なすすべもなく政府も個人の自助に頼る有様。

1964年8月、今から半世紀前に描かれたミステリー作家 小松左京 著「復活の日」を読んだ。戦争兵器として人間が凶器として生み出した変異ウイルスが世界を覆い、北極在住人以外全て死すというパンデミック小説は今、何かを教示しているよう思える。

人に感染する未知のウイルスは60万種とも80万種とも存在すると言われる。その中に人間が踏み込んでいく。地球の隅々に我が物顔で。

一体、自助とはなにか? 少しでも自分自身の体内にある防御システム強化しか、今できることないようである。積極的に自然に存在する力を日々少しずつ戴くように生きるしかないのではないだろうか。

       中秋の名月 !

遠い、遠い昔、紀元前12世紀 古代の殷代より太陽を陽、月を陰として易学は起こったのか?。でも月は何となく一抹の寂しさをを人の心の送るもの。農作物の豊作祈願と先祖への感謝を月に向かい祈る夜。 ススキを生け、野菜として芋を奉げる。コロナウイルスに身も心も乱れがちな日々にひと時のやすらぎを与えてくれるようだ。

私の山の畑にもイノシシが現れ、サツマイモを食べていったが、わずかに残していった。彼らも必死に生きている。殊の外、金山の芋はおいしいとの評判を聞いて来たのか?

生きている限り、老いと病がやってくる。陰陽五行説は長い長い日々から会得した一つの人の知恵である。漢方を治療の一助として活かす事は至難の業であるが・・・。        陰という食を入れて陽という気を生み出す。これが生きることなんだ・・・        なんて、「言うが易し・・」である。中秋の月見団子もお酒も美味しいものです。

なんと!!今年はもう一度10月に満月を仰ぎ見る。こりゃあ、困ったな。         傍で「飲みすぎ注意!」が聞こえます。

長梅雨は、何を・・・

「蒼朮を焚き ひそやかに すまひけり」漢方生薬にキク科のオソバオケラを蒼朮という。梅雨の時季にこれを焚いて室内の湿気を払ったとある。今は除湿機であろうが、古の人の知恵だ。外の世界の湿だけでなく、体内の湿をも除く力が自然力の蒼朮である。

気象庁発表によると昭和26年以来の長い梅雨。私の齢と同じだ、と思うとなんだか妙な気になる。

「脾は湿を忌む」漢方の世界ではお題目のごとく定理である。年中かもしれないが日本は「湿」が多いお国柄。よって湿の絡む病が多いので多くの除湿による漢方薬が汎用である。「湿」は重く、粘っこくなかなか取れない。古来よりの生活の知恵をもっと、いただきたい。

「植物はすごい」著者 田中修 身近にも自然の力があることを教えてくれる。

茗荷
茗荷です。

7月の訪問者

7月は、はげしい月、そして爽快な月。だと「季節のかたみ」の中で著者、幸田 文さんは描く。210mの山頂の木立の中にもコロナも来るのだろうか?訪問者は色々である。居住して初めて水道端で生き生きと動くサワガニを、そして日本蜜蜂たちの働く姿を見るとなんだかボーとして及び腰で生きることを恥じる。

夏野菜が収穫時期となった。夏のほてりの中で清涼感を与えてくれる。そして太陽の力も。これもまた見えぬ訪問者であろう

蟷螂生の時

六月の初めはバラ、紫陽花が咲き乱れ始めます。世の中の喧騒もどこ吹く風。我が家の庭も華やかになり、家内は息つく間もなく庭に庭にと出ています。忙しさの中に歓び感があふれています。今時期は蟷螂生(カマキリショウズ)ともいわれます。カマキリはどんな相手にもひるまず立ち向かう精気をもっているとか。コロナウイルス蔓延の時に少しあやかるのもいいのでは。自粛、ソーシャルディスタンス、ステイホームなどの言葉が次々生まれドンドン内向きの気持ちになっている昨今です。

漢方の世界ではこのような日々はますます陽気を失うと言われます。

先日は、お陰様でたくさんのソラマメ(空豆)の収穫がありました。天に向かい勢いよく育つ姿は体に力を注いでくれる気がしたので友人知人にお裾分けいたしました。

厄災を雛に託して・・

桃の節句も過ぎた。本来は中国の「上巳の節句」といい、自分に降りか厄災を流し雛にして流したのが、3月最初の「巳の日」だったらしいが・・。マスク、手洗い、また一部では熱に弱いので体を冷やす飲食を控えることも大切だとか。いかにしてウイルスという邪気が過ぎ去るのを待つのみである。

暖冬の新春に

早くも1月も半ば。

24節気の立春を迎えようとしているのに、まだこの冬の雪も見ない年は本当に珍しい。紀元前に書かれた医書「素問」は冬の3か月を「閉蔵の時」と。

つまり、あまりエネルギ-使わず貯めなさいと言っています。冬は五行説では腎に配当されています。腎は精を蔵しています。現代的にはホルモンであり、エネルギーでしょう。私たちの大切な大切なものが腎中あります。

暖冬はこの地方の産物である切干大根の乾燥にも影響しているようです。霜がなく北風が吹き抜けていくのに。我が家の日本蜜蜂たちも早や活動をはじめたようです。

春の花、食

春満開!! 春の嵐は桜の花びらを美しく辺りに漂わせる。
木の芽が一斉に伸びると同時に人の気も登り良くも悪くも心を乱す。
アレルギーのある方はツライ季節となる

相談の中にバセドウ氏病、橋本病などの病名がチラホラと耳にする事が増えている。
西洋医学的治療も困難を極めているのか?
これらの症状に東洋医学という物差しも当ててみてはどうだろうか?
少しでも緩和すると生活が明るくなり、春も心底から感じるのではないだろか?

私の野菜畑と家内の花壇。いずれも大地と天が育ててくれる。その中に私達は生かされる。
健康な毎日は、良い食事と穏やかな心ですこやかに送れるのだが・・・・
なかなか難しい。

せめて春の山野草を食してみよう