師走の山路

やっと温暖な倉敷の地にも冬が急いできた。 走る山うさぎさえも妙に足早な感じがする。 辛卯の今年は、大震災という自然からの「辛い 厳しい年」となった。 100年前の「辛亥革命」も人間が起こす「辛年」であった事を思うと深い思いを抱く。 多くの犠牲の上で何を学び、後世に伝えるべきかと、思いに耽る。。 十干十二支(干支)は陰陽五行説の漢方と一体をなす。 干支(幹枝を意味する)は  きのえ、きのと(木であり肝)ひのえ、ひのと(火であり心)つちのえ、つちのと(土であり脾) かのえ、かのと(金であり肺)みずのえ、みずのと(水であり腎) 来年は みずのえ 辰(壬辰)だ。 壬辰は、「厳しい辛年」を乗り越え新しい物をはらみ(妊)完成に近づくと解く説がある。 何れにせよ、今までの時代感覚で生きることは出来ない。 厳しさの中に 次の新しい時代の明るさを感じ、 来年が良き年である事願いつつ、通りぬける師走の山路。