長梅雨は、何を・・・

「蒼朮を焚き ひそやかに すまひけり」漢方生薬にキク科のオソバオケラを蒼朮という。梅雨の時季にこれを焚いて室内の湿気を払ったとある。今は除湿機であろうが、古の人の知恵だ。外の世界の湿だけでなく、体内の湿をも除く力が自然力の蒼朮である。

気象庁発表によると昭和26年以来の長い梅雨。私の齢と同じだ、と思うとなんだか妙な気になる。

「脾は湿を忌む」漢方の世界ではお題目のごとく定理である。年中かもしれないが日本は「湿」が多いお国柄。よって湿の絡む病が多いので多くの除湿による漢方薬が汎用である。「湿」は重く、粘っこくなかなか取れない。古来よりの生活の知恵をもっと、いただきたい。

「植物はすごい」著者 田中修 身近にも自然の力があることを教えてくれる。

茗荷
茗荷です。

2020 8月 夏季休暇

いつもお世話になっております。夏季休暇は下記の通りです。

8月13日(木)から 8月17日(月)  まで休暇日です。

7月の訪問者

7月は、はげしい月、そして爽快な月。だと「季節のかたみ」の中で著者、幸田 文さんは描く。210mの山頂の木立の中にもコロナも来るのだろうか?訪問者は色々である。居住して初めて水道端で生き生きと動くサワガニを、そして日本蜜蜂たちの働く姿を見るとなんだかボーとして及び腰で生きることを恥じる。

夏野菜が収穫時期となった。夏のほてりの中で清涼感を与えてくれる。そして太陽の力も。これもまた見えぬ訪問者であろう

蟷螂生の時

六月の初めはバラ、紫陽花が咲き乱れ始めます。世の中の喧騒もどこ吹く風。我が家の庭も華やかになり、家内は息つく間もなく庭に庭にと出ています。忙しさの中に歓び感があふれています。今時期は蟷螂生(カマキリショウズ)ともいわれます。カマキリはどんな相手にもひるまず立ち向かう精気をもっているとか。コロナウイルス蔓延の時に少しあやかるのもいいのでは。自粛、ソーシャルディスタンス、ステイホームなどの言葉が次々生まれドンドン内向きの気持ちになっている昨今です。

漢方の世界ではこのような日々はますます陽気を失うと言われます。

先日は、お陰様でたくさんのソラマメ(空豆)の収穫がありました。天に向かい勢いよく育つ姿は体に力を注いでくれる気がしたので友人知人にお裾分けいたしました。

コロナウイルスは何を・・・

朝の山の木立の賑やかさは、小鳥たちの独壇場である。散歩もスロージョギングも静かにしていると一層鳴き声が聞こえて自然の中にいることを実感する。Covit-19と名付けられた新型コロナウイルスも自然の中の一生命体であるが人間に危害を加えるので悪しき者となった。毎日怯え、恐れるばかりではこれから先の教示とはならない。

日頃から健康診断を受けることは有意義性ある。けれどもそれだけではなく自然の中で生きるにはより積極的に自分の体を見つめ自然治癒力upをすべき時かと。特に免疫の8割近くを担う腸管免疫は運動、食事、精神性とともに日々考え、行動すべきと・・・・。

腸管環境が、免疫調節・抗炎症・腸管バリアなどの様々な作用と関連していることを考えて生きよう。蛇足ながら漢方の世界では肺、大腸は同じ仲間である。

韮花

厄災を雛に託して・・

桃の節句も過ぎた。本来は中国の「上巳の節句」といい、自分に降りか厄災を流し雛にして流したのが、3月最初の「巳の日」だったらしいが・・。マスク、手洗い、また一部では熱に弱いので体を冷やす飲食を控えることも大切だとか。いかにしてウイルスという邪気が過ぎ去るのを待つのみである。

暖冬の新春に

早くも1月も半ば。

24節気の立春を迎えようとしているのに、まだこの冬の雪も見ない年は本当に珍しい。紀元前に書かれた医書「素問」は冬の3か月を「閉蔵の時」と。

つまり、あまりエネルギ-使わず貯めなさいと言っています。冬は五行説では腎に配当されています。腎は精を蔵しています。現代的にはホルモンであり、エネルギーでしょう。私たちの大切な大切なものが腎中あります。

暖冬はこの地方の産物である切干大根の乾燥にも影響しているようです。霜がなく北風が吹き抜けていくのに。我が家の日本蜜蜂たちも早や活動をはじめたようです。