「芒種」

稲や麦の農作業を手伝う時「首にイガが入り、かゆい、かゆい」と祖父母にごねて何とか辞めたいとよく言ったものだった。 あれが「芒:のぎ」だったとは。 6月6日「芒種」24節気の一つがやって来た。「芒:のぎ」のある麦や稲の種を蒔く季節だそうだ。 年齢を重ねて行くとそれにつけても1年の月日が何と早く過ぎることか? ある芸能人が面白いことを言っていた。 「年齢と共に人生スピードが速くなる。40歳-40㎞ 50歳-50km 60歳-60km・・・。だから周りがゆっくり見えない内に1日、1年が過ぎる。」と。 だから一生懸命色んな事をやらないといけないらしい。 さて、 還暦を過ぎた小生にはどれだけの余気があるのだろうか? 漢方の古典書「黄帝内経素問」によれば100歳まで生きる天寿ありと。 齢を重ねると病が忍び寄るが少しずつ早め早めに杖を持ち、「食」のより良きものを求めて行きたい。 検査で引っかかった時は相当、天寿を縮めているのかも? 「芒種」の前に稲の籾蒔きを終えたが、梅雨の晴れ間に「小豆」「ゴマ」「大豆」と種蒔きが待っている。 これだから百姓の一年は早いのかもしれない。