くすりのモノコト日記

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2019.04.10 (水)
春の花、食

2019.02.28 (木)
逃げる2月

2018.09.06 (木)
植物の姿

2018.08.17 (金)
秋茄子















過去の日記
2018.08.07 (火)
お盆休み
2018.08.01 (水)
豪雨災害に遭う
2018.06.30 (土)
ラベンダー
2018.06.13 (水)
「紫陽花」「半夏生」「山椒」
2018.04.17 (火)
虹始見
2018.03.03 (土)
桃の節句
2018.01.24 (木)
歳神様
2017.12.07 (木)
66歳の新たなスタート
2017.11.11 (土)
やまのうえの薬局
2017.01.12 (木)
新年の装い
2016.12.08 (木)
きのこ
2016.11.05 (土)
韮の種
2016.10.05 (水)
祭り
2016.09.23 (金)
一服
2016.02.29 (月)
炎症
2016.01.07 (木)
新年あけましておめでとうございます。
2015.11.27 (金)
飽食の時代から飢餓を感じる小食へ
2015.07.12 (日)
バネ指?
2015.06.05 (金)
小さな杖
2015.04.23 (木)
ある決断
2015.03.07 (土)
啓蟄に・・・
2015.01.31 (土)
こども達へ伝えること
2014.11.29 (土)
舞台
2014.09.16 (火)
冷え症
2014.08.09 (土)
「幸せの一つ」
2014.07.09 (水)
「ワンダービートの世界」
2014.06.09 (月)
「芒種」
2014.05.23 (金)
お裾分け
2014.01.09 (木)
甲午・謹賀新年
2013.11.14 (木)
心は平安時代に
2013.10.04 (金)
栗の渋皮煮
2013.09.02 (火)
旬と収穫時期
2013.07.23 (火)
ただの思い込み?それとも?
2013.07.04 (木)
山歩き。朝の散歩?
2013.06.07 (金)
田植えの季節
2013.05.10 (金)
ロコモティブシンドローム
2013.03.14 (木)
自然の恵み・・雲南紅豆杉(こうとうすぎ)
2013.03.06 (水)
「子宝」(こだから)
2013.01.07 (月)
謹賀新年
2012.11.14 (水)
『第2の脳 腸管とは・・・』
2012.10.17 (水)
韓国の旅
2012.09.15 (土)
日本人の自然-富士
2012.04.20 (金)
もう一つの薬屋さん
2012.07.25 (水)
生きる環境
2012.03.23 (金)
塩麹
2012.03.14 (水)
霧の中
2012.03.06 (火)
『桃の節句』
2012.01.13 (金)
凍える季節に・・
2011.12.12 (月)
師走の山路
2011.11.14 (月)
雲の上と下
2011.10.12 (水)
『引き継がれること』
2011.08.19 (金)
『還暦の同窓会』
2011.08.06 (土)
『養蜂』と『要領』をよく確かめて。。
2011.06.17 (金)
来ること、過ぎること。
2011.05.10 (火)
氾濫する漢方ことば
2011.03.17 (水)
『まだ 焚き火が恋しい』
2011.03.09 (水)
ものわすれ
2011.03.04 (金)
『三寒四温』
2011.03.03 (木)
きこりの目線
2011.02.18 (金)
『一汁一菜』
2011.02.14 (月)
自然の大きさ
2011.02.04 (金)
おもわぬ出来事?!
2011.01.01 (土)
本年も宜しくお願いします。
2010.12.26 (日)
年の瀬が迫ってきました。

有限会社 月光堂薬局

tel : 086-698-0208
fax : 086-698-0930
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営業時間 : 9:00 ~19:00
定休日 : 日・月・祝日
〒710-1315
岡山県倉敷市真備町上二万916-1
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くすりのモノコト日記
  • 春の花、食
  • 2019.04.10 (水)

春満開!! 春の嵐は桜の花びらを美しく辺りに漂わせる。
木の芽が一斉に伸びると同時に人の気も登り良くも悪くも心を乱す。
アレルギーのある方はツライ季節となる

 

相談の中にバセドウ氏病、橋本病などの病名がチラホラと耳にする事が増えている。
西洋医学的治療も困難を極めているのか?
これらの症状に東洋医学という物差しも当ててみてはどうだろうか?
少しでも緩和すると生活が明るくなり、春も心底から感じるのではないだろか?

 

私の野菜畑と家内の花壇。いずれも大地と天が育ててくれる。その中に私達は生かされる。
健康な毎日は、良い食事と穏やかな心ですこやかに送れるのだが・・・・
なかなか難しい。

 

せめて春の山野草を食してみよう

 

2019桜

 

  • 逃げる2月
  • 2019.02.28 (木)

真備町の水害から8ヶ月。
何となくブログ更新もせず、なんだか気力湧かず時が過ぎてしまった。
ボーっとして本の世界に逃げ込んだ感じ。

 

治療費5千万円とかいう抗がん剤が出てきた。
特定の癌に80%の治癒力があるという。
二人に一人が癌になる時代。
何とか生きたい思いはみんな同じだが、病人を減らす対策はなかなか注目話題とならない。
医療過誤が起きる数は年々増えているが、大変な数の患者を診る医療現場の対応はままならない。

 

ピンピンコロリの世界を真剣に考える時が来たといつも思い、、
漢方の世界は何か少しでも役に立てる世界があるのではないか。
癌細胞に対峙することは不可能でも、病気に罹りにくいか体を作り、症状を緩和し、気持ちの良い毎日が送れる一助になると思います。
正し、日々の生活を振り返って養生を今一度考えるという条件が伴います。

 

漢方は自然です。自然の恵みです。この世界に存在する物であり、力です。

 

病んでしまうと「早く治りたい」と誰もが思います。
けれども多くは感染したものではありません。

 

毎年、学校薬剤師として小学校5、6年生に話す機会を与えてくださるのですが、 この様な事をどう分かり易く話すことができるか?難しいです。
彼らが病気をせずに元気で成長してほしいと願うばかりです。

 

 

NHK番組ではないが「ボーっと生きてんじゃあ・・・」と言われないよう。
「去る3月」を過ごしたいですが・・・・如何になりますやら!

 

紅梅

 

  • 植物の姿
  • 2018.09.06 (木)

9月の始まりは台風の日々であった。
暑さも少し落ち着くので秋の野菜畑は忙しい。
土を肥やし、種を蒔く。
大根、水菜、蕪、白菜などなど。
不思議なことに私の顔色とは逆に色白が多い。

 

大根の種の重さ1粒10mgは成長して1kgになる。
それも数か月で。
人は多くの月日をかけて多くの命をもらいながら育つ。
成長のエネルギーを自ら作る植物の底知れぬ力。

 

五感を研ぎ澄ませて生きる時、新たな驚きに出会う。

 

秋の野菜

 

  • 秋茄子
  • 2018.08.17 (金)

秋茄子が採れた。
インド東部が原産地らしい。
正直なもので暑い夏の日照りで畑はカラカラになり、「早く水が欲しい」と訴えかけているようで何となく 可哀そうにさえ感じた。
毎夕の水やりは人の渇きまで鎮めるようだ。

 

盆が過ぎ朝夕は涼しさが漂う。
迎え火、そして送り火に先祖を思い感謝する事を孫たちにも伝えるひと時だ。

 

暑かった!

 

体のほてり感を茄子が癒してくれる。

 

秋茄子

 

  • お盆休み
  • 2018.08.07 (火)

8月11日~8月15日まで お休みいたします。

 

尚、お急ぎの方は 090-1183-0625 三宅までご連絡ください。

 

夏の虹

 

  • 豪雨災害に遭う
  • 2018.08.01 (水)

約一か月後、固定電話、ネットがやっと開通
ブログがアップ出来た。
7月6日の夜から倉敷市真備町は大変な水害に見舞われ、 その上、アルミ工場の水蒸気爆発が起こり、被害は追い打ちをかけた。
全国で起こる水害をTV等で何となく遠いことのように、また自分にとっては非日常の事として見ていたのだろうか?
友人知人の家が一夜にして泥水に埋もれ、そしてすべてを壊してしまった。

 

日本は自然災害が当たり前の国なのだと解っていても、なるべく考えたくない事として逃げていた。
天地自然の動きとしては本当に微々たる事なのに。
こんなにも甚大な事になってしまう。
これは要るもの、捨てるものなどの選択はない!!
当り一面捨てざるをえない災害ゴミの山が続く。

 

同じ倉敷市でも真備町と旧倉敷市内との景色はまるで天国と地獄図を見ているような感じに。 自然からは大いなる恵みを戴くが人間にとって都合の良い事ばかりではない。
「そんなこと!判っているよ」だが・・・・。

 

水没したこの土地に、我が家に残るのか?それとも・・・。
大人4人でやっと動かせる濡れた畳を運び出す日々。
人生の辛い選択がアチコチで行われている。
人の奥底にある力を信じたい。

 

蓮の花

 

  • ラベンダー
  • 2018.06.30 (土)

田植えの時も過ぎた。
夏至を越え、時は小暑に。

 

67年前、我が母は田植えの疲れか 早産で私を出産した。
母乳も出が悪く、産婆はあきらめて帰ったが、両親はあきらめきれず地元の医師を頼んだとか?
粉ミルクが高かったと話していた。

 

何代も続いた米作りはついに幕を閉じ
米蔵だけが残され、時の流れ移りゆくのを感じる。
百姓屋に生まれ、百姓生活と共に育った月日が頭の中を巡る寂しさはどうしようもない。

 

感情の留まりを「ラベンダーの香り」が癒してくれる時である。

 

ラベンダー

 

  • 「紫陽花」「半夏生」「山椒」
  • 2018.06.13 (水)

今年は6月21日が「夏至」。 紫陽花の季節が来た。花言葉は「辛抱強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」。

 

梅雨、田植えとうっとうしい雨の日が続く頃なので「夏」の感あらず。 夏至から数えて24日の半分、11日目を「半夏生」という。 薬性は温、五味は辛。半夏厚朴湯、小青龍湯などに汎用される漢方生薬「半夏」が生える。

 

庭には山椒が青い実をつけている。 「花椒」は蜀椒とも言われているが日本の山椒とは少し香りが違が、健胃薬や鎮痛剤として用いる。 実山椒は保存の香辛料として我が家の大切な食材である。

 

6月は水無月だが五月晴れ(旧暦5月)には意外と多くの生き物は活発に、また植物は繁茂してくる。 命の水、あふれる時である。

 

紫陽花

 

山椒

 

  • 虹始見
  • 2018.04.17 (火)

若葉の青が滴るがごとくの季節。春の天気が目まぐるしく変わり七十二候では 虹が見え始めると。 天の動きのように世の中も激しい。この中にいる人もついていくことは老若問わず大変である。
夏日だと思っていたら肌寒く、薪ストーブに火を入れることになる。

 

「山の上の小さな小さな漢方屋」として間もなく半年が過ぎようとしている。 来店者の無い時は家内とカメラ・スコップを持って庭をウロウロ。
自然は一時として歩みを止めず流れる事を感じている。
植物や動物の世界に生かして貰っていると不思議と周りに愛おしさを抱く。

 

今月末に町内長寿会に招かれてお話しするが、人生の先輩達に少しでもお役にたてるか、怪しいものである。 唯、「東洋人の知恵」の素晴らしさを少しでも伝えたいと思うのだが・・・。
月末は「霜止出苗」。百姓暮らしの小生にとっては良き季節は忙しい。

 

虹始見

 

  • 桃の節句
  • 2018.03.03 (土)

春一番は殊の外激しく日本中をお祓いするかのように吹き荒れた。 榎の下に植えた福寿草が何ともかわいらしい。 まだ桃は蕾。桃は魔除けとか。3月3日は五節句の一つである桃の節句(雛祭り)。 上巳の節句とも言うらしいが古来より3月最初の「巳」の日だった。 年齢に依らず女性の心を動かすものらしい。もちろん、我が家も・・・

 

中国思想五行説の影響か?「五」の数字は漢方を学ぶ者には関係深い。 「春」は「肝」との関係があり、人の心も体も「昇り」「漂う」季節である。 草木が芽生えように、陽気も昇り漂う。 「春は肝を病む」と古典「素問」にある。 臍下丹田に気を沈めて日々生きるのが良いのでは。

雛人形

 

  • 歳神様
  • 2018.01.24 (木)

年末に親戚と杵餅をついた。この年になるまで欠かした事のない年末行事。 物心ついた時、早朝より家の土間で石臼を3人の大人が囲み回し打ちをした様子を思い出す。 12月31日から1月1日への時の厚き壁は、新鮮さと神秘さえ感じたものだが・・・。

 

歳神様から一家一年分の感謝と幸せを鏡餅に。 この餅は、単なる「食」ではない世界が此処にあるようだ。 もう「全てのものに神宿る」という日本人の宗教観は遠いものなのか?

 

産土の神様に参拝したが、誰一人いないひっそりとした神社は、寂しさより神秘さを感じた。 この地に今年も住まわせて戴くお許しは届いたと思いたい。

 

鏡開きも終え、「とんど」も済んで1年の日々が始まる感じだ。さと神秘さえ感じたものだが・・・。

2018初雪

 

  • 66歳の新たなスタート
  • 2017.12.07 (木)

紅葉も過ぎ、当り一面落ち葉だらけ。 寒空に舞う枯葉もまたきれいで見つめてしまう。

 

山の頂上にある一軒家に「新しき薬局」を開いて1ヵ月が過ぎた。 北風にも負けまいと自分の最期のステージを作った。

「誰がそんな山の上に行くのか?」こんな声を聴いても前に前に・・・。

長い間心に在った絵を描いた感じである。わがままを通すとはこの事か。

一時でもいいから「ああ、いい景色」と心を休めて貰いたいと思う。

忙しい毎日に少しでも・・・と。

 

気を巡らすことはとても大切な事だから。

師走の落ち葉

 

  • やまのうえ薬局
  • 2017.11.11 (土)

44年間 真備町箭田にて薬局を営んできましたが、この度真備町上二万の205m反古(ほうぐ)山の山頂に移転開局しました。 北と西はコナラをはじめ大きな広葉樹囲まれ、東は岡山、倉敷の市街を望み、南は高梁川が瀬戸内海に注ぎこんでいます。四国さえ見える時があります。

「自然の力をもっと頂きたい!」

景色

 

 

看板

 

 

入り口

 

 

店内2

 

 

店内1

 

 

薬剤師

 

  • 新年の装い
  • 2017.01.12 (木)

年々、正月というものの意識が薄くなるのは齢のためか?
年末、新年の装いはどうなっていくのだろう。
「また齢をとる」「ありがたきことに今年も無事新年が迎えられる」と心の在りようも様々。
餅つき、年越しそば、おせち、門のお飾り、神棚のしめ縄も暮れの墓参り、お宮参りも消えて行くのだろうか?
65回目の正月がだんだん薄くなり行く。
イヤイヤせめて少しでもと思いつつ、始めて孫と門松づくりに挑戦した。ささやかな抵抗。

丁酉(ひのとのとり)は五行説では干は「火」であり「心」であり「赤」。支は「酉」で成熟であふれる。何と激しい様だろう。
心して一年を送らねばと思いつつ今はいるのだが・・・。
穏やかな初日の出の陽光を拝しながら。

門松

 

  • きのこ
  • 2016.12.08 (木)

世界の大都会東京、新宿の高層ビル、高級車の溢れる百貨店の駐車場、平日の昼前の行列レストラン。交差点を祭りの如く溢れる人並み。
日本は、格差が広がり、同じ国とは思えないような光景を目にする。1時間ほどで倉敷に帰る。
 
私の住んでいる里山には東京とは異なる山の幸、人に恵まれる。
畑には切干大根が所狭しと長い竹竿に干されている光景は、1時間程前とは別世界。

今年は雨が多く、暖かな日が続いたせいか「きのこ類」が多い。
「裏山の入り口にヒラタケを植えたのが大きくなっているよ。採って食べなよ!」と村人が知らせてくれた。
我が家の「しいたけ」も沢山できたので食卓は賑やか。
「ヒラタケ」「四季きのこ」と言われ年中あるようだが、晩秋頃できる「寒たけ」が季節ものとか・・・。
色々種類があるが、とてもおいしい。ブナやエノキに菌を植え付けて人工栽培できる。
しかし、よく似た「ツキヨタケ」は毒キノコ。ご用心あれ!

ヒラタケ

 

  • 韮の種
  • 2016.11.05 (土)

天候不順で野菜の高騰が続いている。
我が家は、ほとんど自前の野菜で生活しているので本当のおいしさ(少し自惚れ?)が
食卓を楽しくさせる。

「また、野菜か・・・」と若かりし頃は嘆いた。
野菜の真のおいしさに感激する齢となったのかもしれない。
少しの野菜が、晩酌の肴をよりいっそううれしく心を和ませてくれる。
「ああ、この野菜、今年は手をやいたなぁ」と思うと・・・

しかし、「韮」このあまり馴染みのない漢字「ニラ」は、有難いことに手を煩わさない逞しい野菜である。
古代より「みら」と言われていて栄養価も高く滋養強壮の働きがあるらしい。
現に 生薬では種を韮子、葉を韮白といい利用されてきた。
我が岡山県の名産 「黄ニラ」は殊の外美味。
全国の色んな方言でよばれる程、私たちの身近な野菜である。

夏の可憐な白い花、そしてこの頃真っ黒い種をつけるニラを身近な自然のチカラとして見ては如何か?

今夜は、レバニラで一杯もいいね!

韮の種

 

  • 祭り
  • 2016.10.05 (水)

稲が実り収穫が始まると間もなく、アチコチの部落の角に大きな祭りの縦のぼりが2本建つ。
白の布地に黒字の文字。青い秋の空にそびえ、たなびく様は童心時代のワクワク感を憶える。

大人も子供たちもどこか普通の日ではないはずだが・・。

 

昭和の20年代、食も十分ではなかった時代、祭りは「ご馳走」と「出店での買い物」「神輿」が三点セットで
頭の中を横切る映像であった。

土手に咲く赤い彼岸花の色もくっついてくる。
収穫前の田には黄金色の稲穂がまだ立っている。詩人だ!?と思える程言葉が湧く。本当に不思議。

五穀豊穣の五穀とは米、麦、粟、豆、稗だが粟や稗は忘れている毎日。
特に、田圃の雑草として抜き捨て去る稗は気の毒な立場だ。
稲の中に分け入る夏の田圃での稗抜きはつらい。
抜かれることに抵抗しているがごとく稲の合間に根株を張る。

良く分からないが米があまり口に入らなかった時代、命をつなぐ大切な食品だったのだろうに・・。
漢方では五行説なる考えがある。その中にも五穀が出てくる。
薬食同源であろう。
五穀は全て力を合わせて人の生きる糧となっているのではないかと思う。
桃太郎の持つ「きびだんご」はその力、大なることを教えているのかも。

「豊受大神」「産土神」への「感謝の念」を綿々と繋いできた日本人だが・・・・。
年々、
祭りの日々が普通の日となりスーッと過ぎていく寂しさ感じつつ。

のぼり旗

 

  • 一服
  • 2016.09.23 (金)

臨済宗の開祖栄西禅師は、「喫茶養生記」ではじめてお茶の効用を説き広めたと言われる。
激しい雨に秋の野菜つくりは中断され、「お茶でも一服」と家内に勧められて俄かに茶客となった。
無作法な私だが、「座って茶菓子を召し上がれ」の声に座った。
畑仕事の最中にも「一服しましょう」と言われて休息タイムとなる。
何で一服というのかな?

漢方薬で川芎茶調散という処方がありますが、「お茶」は薬として日本に伝わったのが最初とか。
「一服」して元気になることから来たのかもしれない。
お茶と漢方薬の繋がりを感じる言葉の一つと思います。

川芎茶

 

  • 炎症
  • 2016.02.29 (月)

春一番の日、勉強会に参加した。
私たちの体にも日常色々なことが起こる。
「発赤」「熱感」「腫脹」「疼痛」これが炎症の4徴候だ。
早く治りたいと思いつつこんな反応が起こる。
これも大切な生体防衛なのだろう。

炎症には「急性炎症」「慢性炎症」がある。
急性炎症は手当てしていると徐々に治るが、慢性炎症になるといつまでも炎症が治まらず、ドンドンひどくなる。
やっかいなのは「慢性炎症」。
急性炎症から移行することもあるが、知らぬ間にガンのように進行していく慢性炎症は厄介なものだ。
治らない、治りづらいような病は慢性炎症をということらしい。

ガン、アトピー、リュウマチ 最近では生活習慣病や老化まで慢性炎症が関与していると言われる。
最近分かるだけでも10,000種とも言われる病名だがほとんど「炎症」なんだろう。
カロチノイドの色素にフコキサンチンノールがあるがこれが慢性炎症になかなかいい。試してみる価値がある。
やはり自然の力か!!

 

そうなると予防は食事をはじめとする生活習慣が一番考えることかな?

誰もしてはくれないこの大切な養生生活は、自分の人生観そのものかもしれない。

薪割り

 

  • 新年あけましておめでとうございます。
  • 2016.01.07 (木)

丙申の年は、如何な年となるのだろうと暖かな正月の日差しを浴びながら思う。
良き年であってほしいとやはり願う。

「物事が大きく進歩発展し、成熟する年」が丙申の意味だそうだ。良い意味としてとらえるか否か?
立場の違いこそあれ、過去と現在の熟考こそが未来を見据える物差しになるのでは・・・・。

 

60も半ばになるとフッとアチコチに変化を感じてきた身体。
このままでは恍惚の人に向かうと思い体質改善を決め、7月より
体重も10kg減として筋肉をつけている。

この齢に痩せると殆どの人が「病気か?癌か?」と問いかける。

飽食して肥えている方が健康に見えるとは妙だ。

初日の出

 

  • 飽食の時代から飢餓を感じる小食へ
  • 2015.11.27 (金)

毎日報道される移民として食べる事もままならぬ人々。

内戦で食糧難の人々。
それに引き替え毎日肥満を気にしながら食する人々。

 

「1日3食キチンと食べなさい」

と言われてきて、果たしてこれで良いのだろうか?
成長期の子供は別として成人がそんなに食べる必要があるのか?
肥り気味の自分を振り返り考えることが多くなった60代。
食後、眠くなり体がだるい、低血糖を感じる。本を読み始めるとすぐ眠くなる。思い当たる方も多いのではないでしょうか?
食事の内容もあるけれど、どうもおかしい。。

「畑を無農薬、不耕起、無肥料や少肥料にしていると野菜が病気や虫に強くなる。そして多くの花や実をつける。」
農作業をしていて実感していることではあるが、人間も同じではないかと。

「子宝」という言葉が氾濫しているが、なぜだろうと思考する。

栄養のないアフリカは子だくさん。
また医学が進歩しているはずなのに病人は増えるばかり。

どこか間違っている。
ハッキリしているのは飽食の時代の「量」と「質」。教えてもらった栄養学は間違っているとしか思えない。

「40年間の間違いをお客様に詫びるべき時が来た。」と。

ラグビー試合

 

  • バネ指?
  • 2015.07.12 (日)

「毎日毎日、草と競争だ!」この季節になると近所のお百姓さんとの挨拶第一声。
朝早くからブーンブーンと草刈り機がうなる。その後また鎌、鍬を持って草を削る。
野菜は大きくなり、草は伸びるばかり! 人間のご都合が大手を振りまかり通る。
これは百姓の世界ばかりではないが・・・。

毎週追われるように草刈りをしていると手の指が伸びない!「あっ、バネ指になった」
他の仕事でも中高年になると使い過ぎで腱鞘が狭まりバネ指になるらしい。
大半は手術のようだ。

漢方では風寒湿の三気が経絡に侵入し、気血の流れを妨げるという。
夜半から朝方にかけて指がバネのような伸び方をする。昼間暖かくなり、使いだすと動きもスムーズになる。
湿気の多い季節は特によく相談を受ける。
指に限らず体に風湿が停滞するようになった自分の体を問題視すべきかと思うのだが・・・。

瀬戸内海

 

  • 小さな杖
  • 2015.06.05 (金)

梅雨の晴れ間の昼下がりに近所の老女が

「あれ持ってきて、金の玉。あれば安心なのよ。」と電話があった。

日本製薬商事の「牛黄清心元」は元気玉なんだろう。

 

たった一人農家に生活している。
老女にとって、子供たちがよく来てくれると言いながらも

「ここがいいのよ。私は!」
自活するとはいえやはり心寂しさが時折やってくるのだろう。

 

突然、、「患わずポックリいけるといいなぁ」

軒下の縁台に座り、配達した私に色々と話す時に笑顔がこぼれるのに切なさを感じる。

 

ポツリと「10日後に膝の手術をするが、帰ったらまた来てよ」

体ばかりでなく心の小さな杖になれると良いのだが・・・。

クヌギ

 

  • ある決断
  • 2015.04.23 (木)

 

「お蔭さんでこの春元気で退職するよ。ありがとう!」

 

かれこれ30年前になろうか、彼が病院の帰りに来局。

「C型肝炎でインターフェロンも50%しか効かないしやりたくもない。

会社も定年までやりたいし、百姓もしなくてはいけない。

小さな子供たちが一人前になるまでは死ねない。」


絶対的自信なんかあろうはずはないが、あまりに真剣に懇願する姿に押し切られて精一杯やってみると言った事がまるで昨日出来事ようだ。

 

漢方薬だけで何とかなるんだろうか?
奥さんをはじめ周囲の人たちの当然の心配をどう説得してきたのだろうか?
一年でも多く仕事や百姓をしたい。

動けなくなっていない今を一日一日と重ねよう。

自分で決めさせて欲しいと願っていたようだ。

 

医者をはじめ多くの人のアドバイスも最終的には自分の判断だと。

たとえそれがどんな形であろうと、後悔しない生き方なのだ。
誰だって同じことをしているのだろうが、
彼の決断は揺るがない強さが人一倍あったのかもしれない。

飛騨高山

 

  • 啓蟄に・・・
  • 2015.03.07 (土)

「1月は行き、2月は逃げ、3月は去る」と言わるがごとく季節は巡る。
先日は、友人と味噌つくりを終え、お雛を飾るに日となった。
陽気が増すと人も動植物も活動的となるのが啓蟄である。

例年の如く、アレルギー性鼻炎に病んだ人が増えてくる。
何でこんなに花粉症の人がいるのか?花粉は今も昔もあり、鼻炎になる人ならない人がいる。
昭和20年代から30年代を幼少期に生きた小生にはあまり聞いたことがないのに。
戦後の食生活、生活環境が作り出した病としか考えられない。

花粉が悪者なのか?
確かに酷い人は本当に辛そうであるが、食生活、生活環境の改善それを後押しする漢方薬。これしかないようである。
日本人の遺伝子が知らない事をこの数十年の間にやってしまったのかもしれない。

ひな祭り

 

  • こども達へ伝えること
  • 2015.01.31 (土)

正月から早や1か月が過ぎようとしている。
一日が早く終わる感じは齢の為と言われるし、新しき事にチャレンジしていないのでとも言われる。

小学生高学年に対して「たばこの害」「くすりのこと」について話してほしいとの依頼がある。
危険ドラッグ、薬物の乱用という大きな社会問題が現実の事として身近に存在している。
小さな薬局も販売だけでは社会貢献を果たせないようだ。
薬業界に早や40年。自分の事だけに追われた。
子供たちの大切な体や心を健やかに育て、また守っていかなければいけない。
素晴らしい未来を簡単に壊さない為にも。
そうした一助になれたらと思いつつ教壇に立っています。

学校の講師

 

  • 舞台
  • 2014.11.29(土)

1400年代初頭、田舎の娘として生まれたジャンヌダルクは、神の声を聴いてフランスをイギリスから解放すべく立ち上がる。フランスの王シャルル7世を戴冠させる。
最後は異端者として処刑される人生。

生まれて初めて本格的なプロの俳優たちの舞台を大阪で鑑賞した。
100人以上もの出演者は主人公を素晴らしいものにして舞台全体を盛り上げていた。

 

「自分の個性探しなんてムダ。全て共存の中でしか生きられないのだから・・」養老 孟著「自分の壁」で述べている。


私たちの体も多くの微生物と共存している。社会の皆のお蔭で生きている。
当たり前の事が忘れられて「俺が、私が自分の人生を生きるのだ。声高らかに。」と。
思い上がっているのかもしれない。
本当は皆で作り上げる舞台のように在るべきではないだろうか。

高速バスの旅は秋の紅葉を見ながら、また色んな思いを巡らして行くのには心地よいスピードかな。

大銀杏

 

  • 冷え症
  • 2014.9.16(火)

中秋の名月も過ぎ、朝夕は冷えを感じるほど。

いよいよ秋本番だ。

その反面、アチコチで異常気象。各所で記録的豪雨に見舞われている。

西洋医学にはない「冷え症」は東洋医学が最も重視する外邪になる。
相談者には女性が多いと言われていたが、今では老若男女問わずである。

 

温暖化と反対に「クール」な物が横行し始めたせいなのか?
生命の火と言われる腎陽は激しく傷ついているようだ。

その為に生まれながらのアトピー性皮膚炎や喘息、アレルギー性鼻炎、潰瘍性大腸炎癌等我々は色んな病気に襲われる危険を自ら招き入れているのではないだろうか?

 

西洋医学的には活性酸素が注目される病因の一つであるが、腎陽が小さくなることが根底にあるのではと推察している。

「冷え症」は大きな重病とはされないが色んな病気の入り口としてみることはどうだろう。

免疫の難しい理論も大切だが、冷える事にも注視すべきはないだろうか?  病名はともかく・・・・。
陽気なくすることは「病から死に向かう」であるというのは極論だろうか?

コブシ2014秋

 

  • 「幸せの一つ」
  • 2014.8.9(土)

一粒の小さな小さな種より育てたトマトの苗は背丈を超えて大きくなった。
大雨の合間の朝、家の前の畑に朝取りトマトを収穫。
朝食のジュースは格別おいしい。
トマトに「元気の源」と「おいしい幸せ感」が入っているように感じるのは私だけではあるまい。

物忘れが激しくなる糖尿病の老婆の家族は心配して漢方に救いを求めている。
持病として糖尿病を持っていると「食」に含まれる大切なものまで流してしまい、肉体も精神もおかしくなる。
「おいしい幸せ感」だけ求めるのではなく本来食品に含まれる「元気の源」を軽く見過ごしたのかもしれない。

齢と共に漢方では、
   「食」から気血を生み全身に運ぶ「脾」の働きが落ちてくる。ここに漢方薬の活躍の場があると思っている。
   薬品で血糖値のだけを見ているといつの間にか大変なことになるのではと啓蒙しているのだが・・・・。

「元気で老いる」こと。とても大切な「幸せの一つ」では。

トマトジュース

 

  • 「ワンダービートの世界」
  • 2014.7.9(水)

「漫画ばかり読んでいるとばかになり、勉強が疎かになる。」
終戦後に生まれた小生の耳によく聞こえた言葉だが、大人に隠れてこそこそと読んだように思う。

先日、吉備三師会(医師、歯科医師、薬剤師の集まり)に順天堂大学医学部 心臓血管外科の森田照正氏を講師に招き講演を依頼した。
オペを行う前にイメージングとして心臓の内外、血管の中等を3D、4Dを駆使してオペをより成功させるために映像を作るそうだ。
あまりの精巧な映像に唖然とした。
手塚治虫のミクロの決死隊が現れてきそうで・・・・。彼の世界はどこまで羽ばたいていたのか?
その上、ロボットが手術をする世界もやってきている。
こんなすごい医学の成果が目前であるが、出来ればお世話にならずに生きたいと同時に感じたのも事実。

漢方の世界は天空を大宇宙、人体を小宇宙という。如何に深淵なことだろう。
男性79.94歳、女性86.41歳(世界5位、世界1位 2012年)の平均寿命は元気寿命でありたいが・・・。
漢方も元気で生きる為の一助であると信じている。

もみの木

 

  • 「芒種」
  • 2014.6.9(月)

稲や麦の農作業を手伝う時「首にイガが入り、かゆい、かゆい」と祖父母にごねて何とか辞めたいとよく言ったものだった。
あれが「芒:のぎ」だったとは。

6月6日「芒種」24節気の一つがやって来た。「芒:のぎ」のある麦や稲の種を蒔く季節だそうだ。
年齢を重ねて行くとそれにつけても1年の月日が何と早く過ぎることか?
ある芸能人が面白いことを言っていた。
「年齢と共に人生スピードが速くなる。40歳-40㎞ 50歳-50km 60歳-60km・・・。だから周りがゆっくり見えない内に1日、1年が過ぎる。」と。
だから一生懸命色んな事をやらないといけないらしい。
さて、
還暦を過ぎた小生にはどれだけの余気があるのだろうか?
漢方の古典書「黄帝内経素問」によれば100歳まで生きる天寿ありと。
齢を重ねると病が忍び寄るが少しずつ早め早めに杖を持ち、「食」のより良きものを求めて行きたい。

検査で引っかかった時は相当、天寿を縮めているのかも?

「芒種」の前に稲の籾蒔きを終えたが、梅雨の晴れ間に「小豆」「ゴマ」「大豆」と種蒔きが待っている。
これだから百姓の一年は早いのかもしれない。

蓮と蜂

 

  • お裾分け
  • 2014.5.23(金)

原稿を休んでいたら、いつの間にか24節気の「小満」。陽気が満ちてきて生き物が勢いづいている。
例年になく今年はサクランボが沢山実った?と思うがそれは勘違いかも・・・。
サクランボに群がる鳥達を見てはいたのだが、私達が口にするより先に早朝より食していたのだろう。
村社会に今も残る「お裾分け」。畑の周りにいる村人に食べていただいた。一生懸命実を採り、家内がサクランボのジャムを作ってみたが
やはり、採りきれず。鳥たちにお裾分け?
身分対等か目下の人には「お裾分け」目上の人には「お福分け」。そしてそんな事色々考えず分けるのは「山分け」だとか?・・・・。
イメージ悪いのは「山分け」。言葉にもイメージ大切なのかもしれない。

「エンドウあるか?」「レタスあるか?」と声をかけてくださる村人に囲まれる日々は何ともうれしい。
良き言葉を「分け合う」ように心掛けいたい。

サクランボ

 

  • 甲午・謹賀新年
  • 2014.1.9(木)

元旦7時15分。穏やかな初日の出。天津神、国津神、八百万の神々、代々の御親の神々に小祓い、大祓いを奉げた。

「甲」とは物事が吹き出し世の中が動き始める。「午」は極陽であり、徐々に陰が広がることを現すとか?
穏やかな新年とは裏腹に不気味さも漂う。
世の中の景気上昇機運は何とも危うい。

新年早々、暗いなぁ。

 

しかし、我が家に初孫がやって来た。
これは文句なく明るい!
「孫はかわいいよ!」と言いたくなるものだ。赤子はどうしてこんなに素晴らしいのだろう。

正月も早や七草粥の日となる。
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」全部は揃わなかったが、家内が七草粥もどきを
つくってくれた。「家族が元気で過ごせるように」と。
元気こそ、危うい世界を乗り切れる源なのかも知れない。

初日の出

 

  • 心は平安時代に
  • 2013.11.14(木)

世界遺産の秋の宮島は妙に私たちを古の時代に導く。
TV大河ドラマの影響か?

それともモンサンミッシェルの如き宗教的神秘の世界への憧憬か?
海に浮かぶ回廊や鳥居は独特の世界観かも知れない。

 

雨が降る日曜日にも拘らず大勢の人人。
少なからず心の奥底にある不安を癒し、安らぎのある何かに寄り添いたい人の心が宮島・厳島神社に向かわせるのであろう。


海の色の中の朱色大鳥居、山の色の中の紅葉 ともに心に映える色は何とも言えない。
美人の宗像三女神の御蔭があるといいなあ。

厳島神社

 

  • 栗の渋皮煮
  • 2013.10.4(金)

大根、蕪、法蓮草、水菜等々秋の野菜作りが忙しい時期も少し落ち着いた。
この季節の代名詞、栗のシーズン。
毎年のように竹馬の友達が大きな利平栗を届けてくれた。
小生も栗を育てようと発心したが、残念ながら山の頂上では水が不足してしまうらしいのでうまく育たないらしい。。
甘党を自認する家内はうれしそうに固い皮を包丁で丁寧に、辛抱強くむいで渋皮煮を作った。お客様からの「おいしい」という声がうれしいとか。

新しいNHK朝ドラ「ごちそうさま」が始まった。
美味し物は人の心を幸せにするのは古今東西問わず真実であろう。

「渋味」は五味の中にはない。

日本特有の文化の一つで「しぶい」はすでに外国語になっているようですが
「渋味」には収斂作用、鎮静作用、冷却作用等があるとか。
渋柿、茶の渋みなども同様に日本人はうまく調理して「渋味」を体に取り込む文化がある。
陰陽を調和させる「調理」は価値あるものなのだろう。

残念ながら私たちの日常生活からは、外国人が感動する「わび」「さび」の世界観はドンドン離れていくように思えるのだが・・・

「御馳走様」はやはり走り回って求めなくてはいけないものなのかもしれない。

栗の渋皮煮

 

  • 旬と収穫時期
  • 2013.9.2(月)

ことさら取り上げる事でもないかも知れないが、いつまでも一年生の百姓モドキには感じることがある。
この野菜の旬はいつ頃だなんて言われるが、これがまた面白い。
次々大きくなる夏野菜だが、採る時期が「時」がマチマチ。
紫蘇ジュースは7月終わりよねと言いながら9月に作ると「香りないネ」「失敗だわ!」と妻。


早ければ「まだ早かったか!」遅ければ「遅すぎたか!」一本の茄子にもそんな思いを持ちながら鋏を入れる。もう少し熟してから収穫しようと葡萄ジュースを思い待ったら、待ってましたと鳥達が先に味見してくれた。

 

私の漢方も「年月」「旬は過ぎたのか」なかなか思うようにはいかない。
病気を患う人の生活や精神は治療の大きなファクターであることも間違いではないが、でも何とかして上げたいと思う。
不思議と「この人と元気になる!」と思うことがある。

それは心が通じ、解ってもらえたと感じた時のような気がする。
私の目の前の人との間に壁を感じない時かもしれない。

この壁を何とかしたい。

 

こちらの気持ちを察してくれたのか、鳥達がかろうじて残してくれたキャンベルやベリーAを大切に収穫。
ワインとならなくてもおいしい葡萄ジュースなってほしいものだ。

キャンベル

 

  • ただの思い込み?それとも?
  • 2013.7.23(火)

鶯は春!
  春の訪れを告げる。
ホタルは真夏! 
 蚊帳の周りや何もない土門での乱舞。
夜の虫の鳴き声は秋!
 涼しさが漂う長い夜。

なのに 
    真夏に早朝よりホーホケキョ。 
    ホタルは6月の半ばにはいない。
    夜の虫の鳴き声は5月から賑やか。

 

大金を支払い検査検査と通う人は多い。病院はまるで町のように賑わう風景に違和感を感じるのは・・・。
検査は病気を見つけ、治療する判断に有効ではあるが、治す行為ではない。
何だかおかしい思い込みがここにもある。

漢方用語で有名になった「未病を治す」は健康から病気に向かっている時の事だと理解しているのだが・・・。
「未病を治す」に至らぬように日本人に適した食生活を求めたい。

これはただの思い込みかな?

それとも病理的産物の瘀血(おけつ)症状!?

 

小梅のシロップ

 

  • 山歩き。朝の散歩?
  • 2013.7.4(木)

何となく体が成長します、横に横にと。
メタボ、コレステロール値など気にする訳でもないが、畑仕事には太るとやりにくいので
気ままに早朝山歩きを始めた。
週末に集中する農作業に汗をかき、その後の一杯は何とも言えないのは小生だけではないでしょう。

「そんなに食べてないよ」「油濃いものは減ったよ」なのに体が重いなぁとよく聞く。


漢方の世界では体の中心に位置する脾胃(ひい)は

「食」→「水穀の精微」→「気血」・「精」・「津液」と変化させる。
出来ないと痰湿(脂肪?)を生むとされる。
車のガソリンと一緒で「気血・津液・精」がなければ生きれない。
脾胃は齢ともに弱るが最近では若くして生冷の物の過食・睡眠の乱れ・ストレスで痛める人がなんと多いことか。
「附子理中湯」は後天の精・先天の精を維持するのになんとうまく作られているのだろう。

 

病気をしない生き方とは・・・。
うまく終わる生き方とは・・・。
そのようなことを果たしてどの位の人が考えて生きているのだろうか?
子供や家族に頼るのは酷というもの。まして国には。
齢が行って考えることだとは言えない時代かも。

 

山の坂道を一歩、一歩と登るとき、足元を見てふと思う。

 

ヒペリカム

 

  • 田植えの季節
  • 2013.6.7(金)

南北に長い国日本。
もうすでに終わった所もあるが私には「6月田植えの季節」なのです。
田植えの時、母が産気ずき私を出産したこともあり、
そしてその出産日の数十年後が母の命日になるとは真に不思議である。
何とも言えない月(水無月)となった。

 

6月は「水無月」でもこれは「水の月」だそうだ。
「夏越しの払い」のためにおもたせの「葛餅」(氷室)を家内が求めてきた?・・・・。

「葛根」という生薬として体の湿・熱を正常にする働き辛涼解表薬として多用されている。
まさに薬食同源で何ともいい感じだ。

 

先日、小学校保健委員会で「感染症の予防」についての懇談があったが、その季節季節の食が
免疫力アップに繋がるのではと発表しておいた。

 

そろそろ田んぼに水がやってくる。代掻きとともに辺り一面大きな水鏡ができ、
カエルの喜ぶ声が一層賑やかになる 。

田植えの苗

 

  • ロコモティブシンドローム
  • 2013.5.10(金)

高齢者社会は色んな病の人を増やしています。
「整形外科」「整骨院」の看板が町中に多いのは、
ロコモティブシンドロームという言葉のためか。

NHKの番組でも取り上げられた「ロコモティブシンドローム」とは
『運動器の障害』つまり、骨、筋肉、関節、腱などの運動器がスムーズに動かないこと。


原因は、

1.運動器自体の疾患 

2.加齢による運動器機能不全だとか。。

 

漢方の世界ではどうだろうか?
寒さと湿気が経絡に留滞して固まり気血が流れなくなる。筋骨は引きつって痛み、屈伸が出来なくなると言っています。
「温め」「湿を除く」これが治療法です。
漢方もきっと「ロコモティブシンドローム」に役立つと思います。

白い花

 

  • 自然の恵み・・雲南紅豆杉(こうとうすぎ)
  • 2013.3.14(木)

世の中にはすごい樹木が生きている。
樹齢3000年から1万年とも言われている紅豆杉(こうとうすぎ)は中国雲南省の標高4000mを超える厳寒の高山に自生し、幹周5.6m樹高21m位にもなるとか。それから見ると人間はちっぽけなもんだなぁ。


本当だろうかと普通はまず疑うが・・・。中国の国家一級樹木だと。

抗がん剤の成分 タキソールは紅豆杉から見つかったようだ。

医学はドンドンと病気を克服してきたはずなの、一向に病気は減らない。
まるであざ笑うように新しい病いは増え続ける。

 

紅豆杉の持つ自然の生命力で元気な体を取り戻すのもいいかも・・。
そして、ふと思います。日本にはこんなのないのかなぁ・・・

赤い樹

 

菜の花

  • 「子宝」(こだから)
  • 2013.3.6(水)

春の三月は漢方古典書「黄帝内経 素問」では「発陳」(はっちん)と言います。

「万物が古いものを押し開いて、新しいものを出す季節であり・・・・生気が発動する。」

と言われています。


この頃の春山の賑やかさも子孫繁栄という生き物の自然の姿なのでしょうね。

さて 人間界は・・・。
薬局でも「子宝相談」を受ける程、「不妊」に悩む人が増えている。色んな原因があるようだ。一方で「産科では異常はない・・・」と言われる人も多い。

 

東洋医学では
正常な月事(生理)がある事が妊娠の本だと・・・。 

「不妊」がこうも増えて来ると人間が自然のことわりから外れているのではと・・思う。
「発陳」の季節、みずほの国にもたくさんのコウノトリが飛来してくれるといいなぁ。

  • 謹賀新年
  • 2013.1.7(月)

7:10 

山の頂上の我が家からご来光を仰ぎ見て、神の存在を陽光の中に感じ、
日本人であることを改めて認識する。
御縁あって来られた人が元気になり、幸せな一年を送ってほしいと願う。
年々「健康が寶」と強く思うのは私の歳のせいか?
「健康である事」はすごい事。
60兆の細胞に感謝。
遺伝子をくれたルーツに感謝。

雲海

  • 『第2の脳 腸管とは・・・』
  • 2012.11.14(水)

初めてスカイツリーを観た。
人は限りなく天に近く行きたいのは本能なのだろうか?

 

日頃から相談に来られるお客さんに
『何とか早く元気になって貰いたい!』
『元気で過ごして貰いたい!』


と思っている矢先に先日、腸管免疫の話に出会ったのです。

漢方の全国大会で上京した折、Dr.藤田浩一郎先生の講演を拝聴する機会がありました。
講演は思っていた腸管免疫の大切さに拍車をかける事となり、
「幸せ物質は腸で作られる」と力説される先生の説に同感!

 

ますます高価になる漢方薬をより少量で効かせる為に・・。
和食中心の植物繊維の多い食生活に治したい。

 

アトピー・うつ病はほとんどなかった日本人。
やはり食生活を間違えたのか 
今一度、日本の食文化を見直すべき時になったのでは・・・。

 

天に向く事も大切だが地に足をつけて歩くこと大切かな。

 

スカイツリー

 

紅葉樹

  • 韓国の旅
  • 2012.10.17(水)

「領土問題の後はどんな感じかなぁ」

と思いながらインチョン空港に降りた。


近くの国でありながらこんなにも文化が違うのかと痛感した。


木々の山・食・こだわる事柄など「なんで!」と思う事がなんと多い事か。
「常識?」この違いは何とも・・・・。日本人の私の目線では???。

 

生薬に対しても同様で日本人の持つ思いとは随分と異なる。
生活の中に十分に溶け込んでいる生薬は確固たる存在である。

 

食事は「キムチ」に始まり、「キムチ」で終わった感がある。
長い歴史がら生まれた立派な文化である。
それを人々は大切にしているのには感心した。
振り返って、日本は「日本の食」を本当に大切にしているのだろうか。

 

韓国料理

 

生薬のお店

  • 日本人の自然-富士
  • 2012.09.15(土)

河口湖畔から逆さ富士を仰ぎ、五合目までドライブ。
神宿る富士は、限りなく神秘に満ち満ちているはずだが・・・。
平日に限らず通行制限があるほど観光バスが多いのは、東アジアの人の団体であった。


水、発電の油を一日それぞれ数万円かけてまで山観光は賑やかである。
もうここには神はおらずと感じるのは私だけだろうか?

 

日々忙しいく時計を見ながら生きることの慣れてしまった日本人。
追い立てられながら生きる生活は何なのか?


病気の方を見ると 息がせわしなく短く感じる。
長い息は「長生き」に通ず。

 

富士山の湧水 忍野八海は20年の月日をかけてろ過された雪解け水だとか。
限りなく透明な水は「神の水」とも言われるそうだ。
人の心も・・・・?。

 

富士山

 

忍野八海

  • 生きる環境
  • 2012.07.25(水)

昨日は、我が家で初めての日本ミツバチ採蜜でした。
さらに大切な巣からは蜜蝋まで作れました。


しかし、
今朝、巣別れしていた日本ミツバチ1群が逃去。
原因は何かと?

『住み心地が悪い』彼らは本能的にそう決断したのでしょう。
女王蜂と共に天空舞い上がり、行ってしまいました。

 

人は生きる環境を選択する事が儘ならない。
放射能にこんなに汚染されても、まだ生きる環境が如何に大切であるかを、当事者以外の人は心底感じていない気がします。

 

来春までに少しでも日本ミツバチが喜んで生きる環境の巣を作りたい。

 

蜜蝋

  • もう一つの薬屋さん
  • 2012.04.20(金)

塩麹が持て囃され見直されている。
自給自足何て言葉は言われなくても 生きる当たり前の事として田舎では多くの物が手前味噌の如く作られていた。
醤油、こんにゃく、豆腐、沢庵、もちろん味噌も。
「味噌を作るからもやしを・・・」「豆腐をつくるからにがりを・・」と。
37年前 薬屋を継いだ時の日常営業であった。

経済最優先、忙しい忙しい。本当の心を亡くした(忙)気がする。
そして
  町の薬屋さんもドンドンと消えていく。「調剤」「ドラックストア」の流れの中に・・・。
生活・食を通して通じ合っていた姿の薬屋さんと町の人たちの距離は遠くなる。

生きるために「安心・安全の食」は自ら求めなくていけない事、
原発事故は教えてくれたのではないか。

経済偏重から脱却した新しいライフスタイルを求める時が来たような気がする。

今朝もおいしい塩麹料理を戴いた。

白いお花

 

麹菌

  • 塩麹
  • 2012.03.23(金)

昨今テレビで紹介されている塩麹(しおこうじ)。
塩麹を使った肉料理の紹介をみました。とても美味しそうに紹介されていたので、さっそく麹を購入、塩麹を作り開始です。


待つこと十日間。出来上がった塩麹バーミックスでドロドロに砕き保存をしました。
チキンに塗ったり、焼き魚に使ったり。
その後も塩麹の本を手に入れて、試してみては美味しいことに驚き!

おまけに甘酒もできたので、お友達に飲んでいただいたところ、すごく喜ばれました。

 

こんなにも身近でお手軽な酵素食品、なんて素敵なんでしょう!

皆さんもどうぞお試し下さいね。

塩麹

 

瓶詰め塩麹

 

  • 霧の中
  • 2012.03.14(水)

川霧が海抜200mの山頂の我が家までやってきた。
視界1km未満が霧だとか。
ほとんど何も見えない朝に・・。
フッと不安感が漂うのは前が見えないからか。

 

若い時は感じない体の衰えが歳と共にやって来る。
「膝が痛い」「腰が痛い」「足腰がやけに冷え出した」などなど。
万人にやって来る老いの症状は避けて通れず。
異論もあるが ほとんどの人はだんだんと冷たくなって行く。
漢方では「陽虚」という。
陽虚の体質に病魔が忍び寄るケースが多い。

 

まさしく五里霧中の現状からのヒントがここに有りそうだと・・・。
高齢者の社会という霧中に「自立」を求めて生きるためには「健康である」ことでは。

霧

  • 『桃の節句』
  • 2012.03.06(火)

「元気でいてもらう。」「嫁にいけないから・・・」と早くから飾りいそいそと仕舞う親心。
日本の五節句の一つ桃の節句は魔よけ、厄払い身代りの為に始まったとか。
いつしか 想いはだいぶ変わった。

いつの世も娘の幸せを願う親達の悲しき?無駄な気持?

膝が痛い、腰が痛いなど慢性病の人が病院、医院などから「漢方でも」とやって来る。
魔よけのようにしてすぐに病魔を払ってあげたいのだが・・・。
生活様式、年齢などで病魔がやって来る。簡単ではない。
ほとんどの人が西洋医学的思考で漢方薬を用いることが治療を難解にしているのではと思える事がある。
公共TVで漢方薬を取り上げるが、漢方の認識を高めるのには良いのだが
病名漢方には閉口する。

桃の節句を過ぎると本格的な春の到来となるが、
春固有の病魔もやって来る。
人気の「こうじ菌」は病魔祓いの力になるかも・・。
ただし、末永く力添えしてもらわなくては。

ひな人形

  • 凍える季節に・・
  • 2012.01.13(金)

小寒から大寒に時は流れていく。
正月気分は薄れ、日々の生活が始まった。
「普通で良い。普通の日々で良い。」と友達は言うが、これが一番大変だ。

里山の畑には霜に打ち勝とうとして、冬野菜たちが頑張る。
下仁田ネギを今話題の魯山人風すき焼きで頂けば、甘くておいしい食卓となる。

そろそろ 味噌を仕込む時が来た。
手前味噌は我が家の味。

春に向けて、畑の土作りも忙しい。
百姓の一年は同じ事が二度とないのが新鮮である。
だから、一年が早く流れる。

 

凍える季節には炭火は心まで温かくしてくれる・・。

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  • 師走の山路
  • 2011.12.12(月)

やっと温暖な倉敷の地にも冬が急いできた。
走る山うさぎさえも妙に足早な感じがする。

辛卯の今年は、大震災という自然からの「辛い 厳しい年」となった。
100年前の「辛亥革命」も人間が起こす「辛年」であった事を思うと深い思いを抱く。
多くの犠牲の上で何を学び、後世に伝えるべきかと、思いに耽る。。

 

十干十二支(干支)は陰陽五行説の漢方と一体をなす。
干支(幹枝を意味する)は 
きのえ、きのと(木であり肝)ひのえ、ひのと(火であり心)つちのえ、つちのと(土であり脾)
かのえ、かのと(金であり肺)みずのえ、みずのと(水であり腎)
来年は みずのえ 辰(壬辰)だ。

壬辰は、「厳しい辛年」を乗り越え新しい物をはらみ(妊)完成に近づくと解く説がある。
何れにせよ、今までの時代感覚で生きることは出来ない。
厳しさの中に 次の新しい時代の明るさを感じ、

来年が良き年である事願いつつ、通りぬける師走の山路。

  • 雲の上と下
  • 2011.11.14(月)

「空港は格差社会の縮図ですよ。」と彼が言う。
開港から早くも一年。アジアを中心に世界中の人で賑わう羽田国際空港。
そのなかに垣間みられる、待合室や飛行機の中の待遇格差。
周知していても現実を目前にすると・・・・。

 

30年振りの台湾台北は、今、中国本土の観光客で賑わい様変わり。
「ここはどこか?」見間違うほど本土中国人が多い。

 

大きな本社ビルを持つ台北の漢方製造会社勝昌製薬は、日本ではなく、アメリカ、中国、東南アジアに向いている。
昔訪れた30年前の台湾はここにはなかった。


しかし、通りを一歩入れば戦後の日本の姿かと思う格差がある。
そして
509.2m、地上101階の台北国際交流センター(台北101ビル)は、雨上がりの流れる雲間にそびえ立つ。
ここにも雲の上と下の世界がある。

また、自分の心が決める世界もある。
司馬遼太郎著「坂の上の雲」はこれも教えているのでは・・・。

台北

  • 『引き継がれること』
  • 2011.10.12(水)

父が生前、「皆に食べてもらう」と植えたのよ。
彼女から戴いた利平栗。おいしさと共に思い出が湧いてくると・・。

栗は、5000年も前から日本人の食用として命を支えたそうである。

渋皮煮は、栗の渋まで戴く日本人の知恵である。

漢方には五味(酸、苦、甘、辛、鹹)がある。
さらに渋味 旨味、滋味 風味 など日本人の味覚にも感性の鋭さを感じるのだが・・・。
もっともっと日本人らしさ磨くことが必要とされている。

栗

  • 『還暦の同窓会』
  • 2011.08.19(金)

「あんたは・・・だれ?」
60年の歳月は良きことも、悪しきことも忘れさせる。
皺のある顔を見つめていると記憶の奥底から昔の友がボーと湧いてくる不思議な感じ。。。

「十二支十干」世間を一回り。
生老病死の「老」も加わり、なんだか暗い。本当にそうだろうか?

漢方にも「60歳からは余気で生きる。」と。余気は陽気でか、はたまた良気。
「上を向いて歩こう♪」「良き人生を!」こんな言葉がやけに耳につく。

アメリカンフー

  • 『養蜂』と『要領』をよく確かめて。。
  • 2011.08.06(土)

「おろちのひれ、はちのひれ、くさぐさのひれ・・・」

 

『十種御寶祓祝詞』という祝詞(のりと)の中にある一文です。
『みつばち』は古来より人々に観察され、多くの書籍に再々登場する昆虫で

すが、『蜂蜜』もまた太古より神饌用、漢方薬としても重用されています。


これは薬屋との深い関係があるのでは!?

 

・・という動機があったかどうか、今では記憶にございませんが。一応、

我が家では日本ミツバチのアマチュア養蜂家として毎年「自然の恵み」を分けてもらっています。

残念ながら今は店頭に商品として並んではいませんが。。


密の味は採取される植物によって実に多種多様です。

今年の蜜はラベンダー、リピア、それともかぼちゃの花蜜かな?

そんな事を考えながら毎年の収穫を楽しみにしています。


西洋ミツバチはアフリカ、日本ミツバチは東南アジアが起源だと考えられています。西洋ミツバチは日本ミツバチより大きく採蜜量も多いのですが病気、虫に弱く、また気候変動にも弱い。やはり、日本の四季が日本ミツバチを多彩な環境に強く適応させたのでしょうね。

最後になりますが、長い間巣箱の中で熟成された採れたての蜜の味は、本当に絶品です!
たとえ、蜜を取り急いで、指を傷つけるようなアクシデントがあっても。


きょうも調剤室の「サラシ蜜蝋」に親しみを感じつつ・・・。

蜂蜜

 

養蜂家1

 

養蜂家2

  • 来ること、過ぎること。
  • 2011.06.17(金)

新しい仲間がやって来ました。


春の植木市で出会った、なんじゃもんじゃの木(一葉たご)が加わります。

以前は動くものがやってくると感じでいましたが、なんだか最近は植物にもやってくる感じを憶えます。
そして、ゆっくりと過ぎ去っていく・・・。


歳のせいでしょうか?


知らず知らずの内に自分の前を多くのものが「やって来て、過ぎて行く。」
平家物語の「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・」ではないですが全てのものが一時として止まることはないということ。

どんなことも。。

 

「やってくる」こと。

それは何か新鮮な響きに聞こえます。


最近、お店のHPを立ち上げてから女性の来店が以前より少しずつですが増えていることです。

いまこのときも、皆様との新しい出会いを楽しみにしています。

 

小宇宙と言われる人の体にも様々なものがやって来て、過ぎ去っています。
「なんじゃこりゃ」と言っているうちに。

初夏の木々

 

なんじゃもんじゃの木

 

あじさい

  • 氾濫する漢方ことば
  • 2011.05.10(火)

人は生まれてから成長期を過ぎると老いに向かう。
その途中に病に恐れ、逃げまどう。それに向けてテレビに健康食品がこれでもかと宣伝される。
これですべて安心と言わないばかりに。。

 

未病(みびょう)という用語は、『黄帝内経』で初めて使用された。
「聖人は既病を治すのではなく、未病を治す」
五行の思想は自然界は木(もく)、火(か)、土(ど)、
金(ごん)、水(すい)の5つの要素で成り立っているという。

 

五行の行という字は、巡るとか循環するという意味があります。
5つの要素が循環することによって万物が生成され自然界が
構成されていると考えられていたわけです。


人は自然の中に生かされどう自然に寄り添うべきか。
健康で老いることのヒントがここにあるのかも

雀1
雀2

  • 『まだ 焚き火が恋しい』
  • 2011.03.17(木)

畑仕事の休息には温かさがまだいる。
茶を飲みながら辺りを見渡すと春の花水仙が満開である。
春は「発陳」の時 すべての植物が上に上にと伸びる。
人の気持ちものびのびとあるべきかな。


しかし、やんごとなき事が多いのも春である。

忘れかけていた自然に脅威がやってきた。
古来より「なゐ」と呼ばれ恐れられた地震は、東北に大きな被害の爪痕を残した。


大自然の中に生かされている事を痛感させられる。
自然から厳しさも学ばなくては生きれないのだろう。
水仙に美しさと有毒成分があるように。

ぼけない生き方・漢方サポート
三寒四温
  • ものわすれ
  • 2011.03.09(水)

「なんだったかな?」「今日は何月何日かな?」
「78歳の主人の物忘れがひどくなっている。なんとか・・・」
認知症の軽度な部類のものだと思われます。長年を共に連れ添った婦人の心配顔がなんとも胸が痛い。。


世の中では増加の一途。私の薬局では少ない患者であるのですが。
ほとんどは病院から介護施設に行くケースとなります。

 

漢方では健忘症。心は神を臓し、血脈を主る。

この時の神とは精神、意識、思考。
「神は日中には血脈にあり、事にふれて是非を判断す。夜間は神の舎である心に帰り、意識活動をやめる」と。

神は血と共に巡るのだから、血の不足は大問題。(陰の充実)

そしてもう一つ。
陽気である。体がよく動くように。(陽の充実)
薬草の陽気を盛り上げる力を借り、体を冷やさず、楽しく生きること。

「おじいさん、それで どうなったの よかったね」をつづける日々を・・・。
いつまでも老夫婦に笑顔があるようにと願っています。

 

ぼけない生き方・漢方サポート
  • 『三寒四温』
  • 2011.03.04(金)

厳しく寒い冬は徐々に衰え、暖かい日差しが注ぐ春の足音が聞こえてきました。春は目前に迫っています。

 

ところが、隙を狙って『風邪』が人々の体に入り込んでくる時期でもありますね。気は抜けません。。

今日の話題はそこから取り上げてみようと思います。

 

近所の奥さん

「市販の風邪薬は早く効くけど、漢方薬はぼちぼちしか効かんなぁ。」

店主

「・・・!?」

 

確かに、季節の変わり目の風邪は判断が難しく様々な症状によって、漢方薬を選定するのが難しいのですが。。

 

自然界に生かされる人は外的影響を常に受けています。
それは外感といって(風・寒・暑・燥・湿・火)のことです。

ここから東洋医学では、人の内部にも目を向けます。

すると、内傷七情といって(怒、喜、憂、思、悲、驚、恐)という心の状態も考慮しなければならないのです。

 

少し複雑ですが、要は「気をしっかり持って、日々を過ごしましょう。」

ということでしょうかね。。

 

三寒四温
  • きこりの目線
  • 2011.03.03(木)

「バキバキ、ドスーン!」

息をのむその瞬間。

まるでスローモーションから早送りのシーンのように切り替わり、ビリビリと空気を伝ってくる衝撃。

 

ひと呼吸おくと、空に向かってまっすぐ伸びている木が倒れ、辺りの草木を薙倒し、横たわっていると実感します。


次の冬、さらにその次の冬の薪つくり。

「木」を「薪」として使うのに十分な乾燥の必要があります。

 

陰陽五行の世界では「木」は「肝」と相似していると考えています。

つまり、木は根から養分を吸収し枝を伸ばし全身を成長させます、人間の

「肝」の役割に置き換えて理解すると分かりやすいでしょうか。。

また、古人は「木は曲直となす」といい真っ直ぐや曲がりながら上に生長しノビノビとを由としたようです。


ストレスの多い世の中、森の木々から人は無意識のうちに気づかされていることが多いように感じます。木々が大地に根を張り森を形作るように「ノビノビ』と生きていきたいですね。

 

 

薪割り
  • 『一汁一菜』
  • 2011.02.18(金)

本日、学校薬剤師としてお話しする機会を頂きました。

その中でのひとこま。。

 

宇宙船の次期船長に内定した若田さん、サッカーインテルの長友選手
二人に共通する体型に日本人のルーツを垣間みたような気がします。


『日本人の食』

古来から人類は生活する土地のものを摂取して子孫を残してきました。

『食は文化』とはよく言われることですが四季折々、海から山の幸に至るまで、日本人はじつに様々な食材をありがたく頂いてきました。

 

多様な食物を摂取することで様々な気候に対応する体を作り上げ、同時に海外の文化を受け入れる柔軟な精神も手に入れたと思います。

 

ところが、

昨今メディアで食の欧米化が問題だと言われ始め、
いま学校給食で食べ残しが多いのは和食だそうです。

 

『一汁一菜』
ごはんと味噌汁の文化は遥か遠く卑弥呼の時代より伝えられたのに。
若いお母さんの耳にはどう聞こえたのでしょうね。。

 

 

 

 

一汁一菜(いちじゅういっさい)‥‥おかずが一品のみしかない「質素な食事(粗食)」の意味で用いられた言葉であったが、食生活の欧米化や飽食が問題視されるようになった近年はむしろ良い意味の言葉とされ、日本の伝統に基づいた形式の「バランスが取れた食事」とされる向きが大きい。(出典:wikipediaより)

箭田小学校
  • 自然の大きさ
  • 2011.02.14(月)

今年のはじめから大雪のニュースが全国あちこちでみられました。

大雪の映像を見てはあんなに雪が降って大変だ、と。。

 

岡山は比較的気候が温暖なので県北が大雪でも倉敷では快晴になることが多いのですが。。。


自然はときに人間の常識を超える姿を見せます。

そのときはほんとにどうしようもない。ただただ見守るだけ。


つくづく人間が自然の中の一部だということに気づきます。
自然と共存することでバランスが保たれることを。

この冬一番の大雪だったかもしれませんね。

 

大雪
  • 思わぬ出来事?!
  • 2011.02.04(金)

皆様、例年になく冷え込んだ新年はどのように過ごされたでしょうか?

慌ただしかったお正月も終わり本格的に今年の生活を始めようと思った矢先のことです。

 

『ぐきっ!』

夜中に起きた家の畑の出来事は、予想外の展開を見せてくれました。

足場の悪いところで滑りそのときは筋を痛めた『ねんざ』だと思いましたがとりあえず念のため煎じ薬を飲んで次の日を迎えました。

 

ところが、、

レントゲンの結果。骨にヒビが入っていてギブス生活のはじまりです。

見た目には腫れもなく、内出血のようでもない。ただ、歩くと痛みが足全体に走る。。。

 

人間の体は非常に複雑に作られていて、全体のバランスで健康が保たれています。つまり、体の外と内で何が起こっているかを見なければいけません。

 

今回の事件では、骨はギブス(西洋医学)で治せるけども、同時に骨を覆っている筋肉などの組織は漢方薬(東洋医学)で治すことが大切なことです。

 

みなさまの平穏無事を心より願っております。

 

  • 本年も宜しくお願いします
  • 2011.01.01(土)

本年もどうぞ宜しくお願い致します。
昨年はお世話になりました。
おかげさまでなんとか無事一年を過ごすことが出来ました。
今年もみなさまのご活躍にすこしでもお力添え出来るようにこれからも
がんばっていきたいと思います。
そして、皆様方にとってすばらしい一年でありますように願っています。

 

2011年 元旦

元旦日の出
  • 年の瀬が迫ってきました。
  • 2010.12.26 (日)

今年もあと数日です。
のこりの仕事を片付けて気持ちのよい新年を迎えたいものですね。

 

本日は山の家での初の餅つきです。
穏やかな晴天にも恵まれ、来年に向けてきもちのよいお餅がつけました。
果たして出来映えはだったでしょうか?

元旦日の出